リスクマネジメント

プロジェクトを進行するにあたってリスクマネジメントもしっかり考えておこう。

リスクマネジメントとは、いわゆる対処法への準備の事を指す。Web制作のプロジェク卜マネジャーは、「こんなこともあろうかと・・・」という気持ちで冷静に対処していかないと身が持たないであろう。プロジェク卜開始前のリスクマネジメン卜作業とは、あらかじめありえるリスクを予想し、その対処方法を決めておくことだ。特性要因図を用いるのも有効であると考えている。スコープの策定時や詳細見積もり時からリスクを事前にリストアップしておき、実制作に入る際にリスクの程度と頻度や対応方法について計画に落としこむ。タイミングは制作メンバーのキックオフ時(要するにプロジェクト立ち上げ時)にこうしたリスクマネジメントについてを考慮しておくと、今後の仕事もスムーズに進められるようになるひとつの要素となるだろう。

リスクの識別だけでなく、どこまで許容するかについても考えておくとよりよいと考えている。いちいち危険を感じてアラートを出していてはメンバー全員がいずれは疲弊してしまうし、かといって危機意識が甘いと発注者の要望と成果物の齟齬が生じ、最悪の場合、責任も手戻りのコストもすべて制作者が負う恐れすらあるのである。
先輩プロジェクトマネジャーにチェックしてもらったり、制作経験が豊富なメンバーに過去の失敗例や成功例を語ってもらうのも有効だろう。

こうしたリスクの管理を行っておくことで、リスクを最小限に抑えられるようになるので、しっかり意識しておきたいポイントだろう。

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