Webライティング

Webライティングでは、通常の作文術で言われる「起承転結」という進め方は、適していません。起承転結とは、文章構成に対する書き方の基本で、話の発端部分を示す「起」、展開の「承」、視点を変えた「転」、最後に結論の「結」というそれぞれの語を順番につないだ言葉です。この進め方が、なぜ適さないのか。問題は、結論となる本旨が最後になっていること。これでは、早く結論を知りたいと考えているユーザーにとっても、文頭から検索していく検索エンジンのロボットに対しても、アピールが遅れてしまいます。ユーザーはしびれを切らして、他のサイトへ行ってしまうでしょう。検索ロボットにしても、検索キーワードとなる言葉がなかなか出てこないので価値あるコンテンツと判断されず、検索をやめてしまうかもしれません。Webサイトでは、スクロールせず見られる「Above the fold」の範囲が最も重要となります。つまり、テーマに関連した言葉が、その範囲にないと「価値あるコンテンツ」と判断してくれる可能性が極めて少なくなってしまいます。

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